お世話になっております。
ふっかんです。
前3つの投稿で弦についての記事を書きました↓



そこでふと思い出した学生時代の弦についての思い出についてお話したいと思います。
当時僕はギター弦はアーニーボールで統一していましたが、学生時代にコスト削減の為にダダリオに替えた時期がありました。
当時の弦の価格はアーニーボールが500円、ダダリオが450円でした。
そして当時所属していた軽音サークルで合宿に参加しました。
その合宿所はスキー場のオフシーズンに音楽スタジオとして貸し出しをしている旅館で、夜間でもスタジオ練習ができる場所でした。
そして友達のギターボーカル(彼はバンプオブチキンを崇拝していてその時もバンプのコピバンをやっていました)が、
「スタバごめん、俺のギター、音出やんくなったから一晩ギター貸して」とお願いされ、「ええよ」と言って一晩ギターを貸しました。
あ、「スタバ」って言うのは当時の僕のあだ名で、なぜかというと弁当箱入れに常にスタバのバッグを手にしていたからです。
スタバ行った事なかったけどね。
翌朝、ギターを返してもらったところ、
全ての弦が錆びて、まっ茶色になっていました。

うわひでェ!
それを当時僕はダダリオだから錆びる速度が早いんだと思い、ダダリオをやめてアーニーボールに戻しました。
やっぱ安い弦は錆びるのが早いなー、と思って。
しかしそれから時は流れ、社会人になってからその考えは覆されることになりました。
現在僕は手持ちのギター、おもにポールリードスミスのメンテナンス、改造はすべて多摩川駅の近所にあるボトムズアップギターズさんに依頼しています。
ボトムズアップギターズさんはポールリードを含むハイエンドなギターを販売しているのに加え、ギターの取り扱い、ハイエンドギターの紹介等を行う、いわゆるワークショップ的な側面を持っている為、重宝しています。
蒲田から東急多摩川線一本で行ける立地の良さもあります。
その代わり事前に電話をして空き時間を予約してから来店する必要があります。
(予約しなくても訪問は可能らしいですが冷やかしで行くには敷居が高いです)。
そこでギターをメンテナンスしてもらっている最中、コーティング弦の話題になり上記の「友達にギターを一晩貸したら錆びでまっ茶色になって返ってきた」という話をしたところ、店員さんから、
「それはギタリストの体質によるものです」と教えてもらいました。
それはいわゆる「錆び手」というらしく、手にある皮脂等の成分から鉄に触るとすぐに錆びさせる、というものらしいです。
すげえな、バルタン星人の脚かよ(これは若い世代の方には分からないと思うけど)。
エグいギタリストだと新品の弦で演奏しているあいだにも目に見えて弦が茶色になっていくらしいです。
その錆び手の影響を少しでも和らげる為には、
・ギターを演奏する前に必ず手を洗う。
・演奏後には必ず弦を拭く。
という事らしいです。
そんなギタリストにとっては弦が長持ちするコーティング弦が誕生したことはまさに救世主なのかな、と思いました。
上記の内容をもとに弦を選んでみることも一つの選択肢だな、と思っています。
特にバルタン手(そんな言語ねーよ)をお持ちの方には。
そろそろ弦の話については擦りすぎたのであと一回ぐらいストックしている記事が終わったらいよいよ暖めていてすでに腐りかけているジャズコの話にでも触れましょうか。
それでは皆様、良いギターライフをお送りください。
次回の記事でお会いしましょう。