【ギター】Orville LPC-75「Jack」私の愛しき名器たち①

音楽

おはようございます。ふっかんです。

今日は趣味丸出しの「自分が使用している楽器」について話したいと思います。

尚、材質等細かいスペックは全く分からないので、

あくまで見た目の外観や使用感、そのギターにまつわる思い出や思い入れを書いていこうと思います。

サムネにもあるけどその第一段はこちら↓

Orville LPC-75、レスポールカスタム 通称「Jack」

僕が生まれて初めて買ったエレキギターです。

買った当初は普通の2ハムでしたが改造に改造を重ねて

現在のような1ハム、1ボリュームの超攻撃的な見た目になりました!w

【外観とスペック】

・ヘッド : 通常のOrvilleです。バイギブではありません。

 塗装のくすみに対してペグだけ新品なのは新しい方のレスポールカスタムから移植したからです。それについては東京に戻ったら新しい方のレスポールを紹介したいと思います。

・ボディ : リアにEMG(パッシブタイプ)搭載、フロント側は撤去した為ジャックダニエルのステッカー(自作)を貼り付け。

 もう外観だけで「メタルリフ専用機」にしました。EMGの確かHZ…だったかな。よく覚えてないけどとにかくパッシブ。仕事の転勤で広島に居た際にリペアマンに魔改造してもらいました。

 フロント側が空洞になったのでジャックダニエルのステッカーを張りました。それが通称のJackたる由縁です。2ハムの時代はボディの下部に貼っていました。

・ボディ裏 : ステッカーをちょっと控えめに。

 ベルトのバックル傷を隠すために貼った感じです。IOSYSさんとかアクロレインとか色々思い出があります。

・ネック裏 : 派手めなヒビが入ってる。あとサンドペーパーでこすった。

 ネック裏のヒビがこいつの致命的なところです。多分前オーナーが倒したんでしょう(僕は倒してないはず。いや、買ってすぐに一回倒してるけど)。

 これのせいかネックが歪んでおり、9フレットより前が少し浮いた感じになってます。

 転勤前の東京時代にリペアにかけようとしたところ、買った価格より高いことが判明し断念。代わりにフレットを削ってもらって平行を保つようにしました。

 僕がハイフレットのチョーキングが苦手なのはこれのせいです。多分(自分の練習不足なのは無視)。

 また、当時の雑誌「BANDやろうぜ」のギター改造特集で「ネック裏の塗装をサンドペーパーでこすったら触り心地がサラサラになる」という記事を見てすぐにサンドペーパーを買ってきてこすりました。今だったら怖すぎて他のギターではできん。

 と思ったらヤングギターのYouTubeでリッチー・コッツェンが同じようにネック裏をサンドペーパーでこすってたのでまあ正しい改造なんです。納得。

・このギターの思い入れ : たくさん

このギターは僕が中3の時に購入しました。当時僕の地元には古着屋があって、そこに一緒に1,2本中古ギターも売っていました。中にはJUDY AND MARYのTakuyaモデルのテレキャスも売っていて今にして思えばそれも買っておけば良かったな、と思います。

当時の服と鞄はその古着屋で買っておりよく通っていましたがある日、新しい中古ギターが入荷していました。

フェンダージャパンの3トーンサンバーストのストラトでした。

超欲しい、と思いました。

エレアコ(写真が無いですが確か外付けHDの中に写真が眠ってる可能性があるので見つけたらそれも記事にしたいと思います)を買ってもらったばかり、しかも

19,800円という超高額(中学生の2万円は社会人の20万円に相当します。多分)だった為、買うのを躊躇してました。

古着屋に行く度に欲しいなー、欲しいなーと思いながら(どれだけ古着屋通ってんねん。多分毎週行ってたんじゃないかな)そのギターを見てましたが、

ある日見たら売り切れてました。

ショックでした。そのストラトは別の中学校の年の近い生徒が買ったと風の噂で知りました。地元の世界は狭い。楽器関係のネットワークはまだ写メの無い時代でも広がります。

その後も古着屋には通い続け、ある日新しい中古ギターが入荷しました。

それがこのOrvilleのレスポールカスタムです。

価格は25,000円という超高額(中学生の25,000円は社会人の30万円に相当します。いきなり数字上がったな)。とてもじゃないけど買える金額では無い。ショーウィンドウ越しにトランペットを物欲しいそうに見つめる少年(いや当時俺もガキやけどな)のようにそのレスポールを眺めていました。

時を同じくして、僕は剣道で近畿大会に個人戦で出場する事が決まりました。地区大会、県大会と勝ち抜いた結果です。

僕の叔父は別の中学校で剣道の顧問をしていて、その報せにとても喜んでくれました。

それから少しして、家に帰ると居間の机の上に「尚紀(僕の名前)へ、●●(叔父の名前)」と書いた茶封筒が置いてありました。

お、小遣いの金一封か。なんぼ入ってるんやろなー、と思って開いてみたら

3万円入ってありました。

 これは何かの運命だ!!これであのギターが買える!!!

僕はその3万円をズボンの尻ポケットに突っこみ(その前に両親に報告するのが先やろうが)原付を追い越すスピードでチャリをこぎ古着屋に突入、見事レスポールカスタムを購入しました。ついでに帰りに地元の楽器屋でギタースタンド、その他小物も購入しました。これで3万円、見事に吹っ飛んだことになります。

家に帰ってエレキを買ったことを報告すると、「あんたこないだアコギ買ってもろーたばっかりやん!」と姉に怒られましたが、ちゃうねん。アコギとエレキはちゃうねん。

ケースを開けてワクワクしながら様々な角度から眺めてたら、ピックガードの下にカビが生えてました。しかもピックガードのカタチに。

おそらく前オーナーがこのギターを中古で売りに出す際、ギターのボディ全面にカビが生えていたので適当に拭いたと思われます。

あとケースがくさい。それは前オーナーが部屋の中でタバコを吸っており、その臭いが染みついたものだと社会人になってから分かりました。

このギターで本当にいろんな曲を弾き続けました。BANDやろうぜの別冊「30日で弾けるGLAYの『誘惑』」Xの紅、ラルク、ペニシリン、オリジナルバンドの紀襲、大学時代の様々なコピーバンド、オリジナルのパンクバンド…。

社会人になり広島に転勤になって、音楽バー「音魂(おんたま)」に入り浸ってた時、そこでプロのリペアマンと出会いました。

当時既にエドワーズのレスポールカスタムを購入していたので普段のライブ、レコーディングはそちらでまかなえました。

なのでこのギターは普段の使用には向かない(ネックのコンディション等)と判断。こいつはソロは弾かないパンク、メタル仕様にする為魔改造をしてもらおうと考えEMGを購入。またペグが一部壊れていた為エドワーズのレスポールカスタムからペグを移植。コントロール関係はリアのボリュームだけ残し全て取り外してもらいました。

…というわけで、数奇な運命の出会いから始まってずっと僕の傍らで激烈なサウンドを奏で続けた愛器。所持ギターが増えすぎた為今は実家でお留守番。たまに帰省した時に弾く感じになってます。

ギタリスト、というか全ての楽器プレイヤーにとって楽器は単なる音を奏でる道具では無く、様々な思い出、思い入れの詰まった掛け替えの無い相棒になっていると思います。

貴方の持っている楽器の思い出はどんなんでしょうか?

教えていただけたら嬉しいです。

以上、です!

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