あけましておめでとうございます。ふっかんです。
年始のご飯はうどんとそばでした。ふっかんです。
さて、貴方はパンク、メタルバンドに所属しています。ギターが二人います。
日本のスタジオ、ライブハウスにはだいたいジャズコとマーシャルが置いてあります。
前回の記事↓で如何にジャズコを避けるかについて書きましたが、
残念、貴方は争奪戦に負け、ジャズコを使うことになりました。
音圧、歪みのコンプレッション感、奥行き、すべてがマーシャルに及びません。ジャズコの方がしょぼいです。
当然不満はありますがそこはバンドとしてアンサンブルを作っていかなければなりません。
そうするとできる対策は1つです。
もう一人のマーシャルの音がショボかったら良いのです。
それでギター二人のバランスが取れます。
・具体策は、マーシャル側のベースをカット、ミドルは控えめにしてトレブリーに。ギターのゲインはバンドのジャンルによりけりですがジャズコの音が音量を上げて割れるようであれば似た感じに割れるようにゲインを高めにします。
なぜそれに気が付いたかというと、昨年のスタジオで僕はジャズコ、もう一人のギタリストがマーシャルのおそらくJCM800でした。
ちなみに僕はジャズコ対策としてDiezelのVH-4pedalをメインの歪みで使ってますがジャズコに差せばまあジャズコです。「JC-120に繋いでもDiezelの音がする!」と書いていた音楽雑誌の記者の陰毛を布テープで引き剝がしてやりたいです。
そんな感じで当然音圧、ゲイン差がでる想定でいましたが、いざ全員に合わせてみるとびっくりするぐらいギターのアンサンブルが合いました。
不思議に思ってもう一人のマーシャルを弾かせてもらったら、
びっくりするぐらい音がショボかったです。
そのスタジオは相当歴史が古く、それに相応しくアンプも古いものばかりでした。
おそらくメンテもあまりされていないのでしょう。真空管がヘタってて当然です。
それに気づいたので今回この記事を書きました。
ただ、実践するに当たって一番のネックになるのは
マーシャルを使っているギタリストにショボい音を作るよう依頼しないといけないことです。
直接「ショボい音を作れ」などと言えばスタジオ内で拳が飛び交います。最悪貴方は前歯を一本失う覚悟をしないといけません。
そこはオブラートにくるんで、低音域はベーシストに合わせる形にしてローをカットしてもらう等、バンド全体のアンサンブルを考慮して説得が必要になります。あくまで主体はギタリストの爆音ではなくバンドです。
しかし、どんな説得法であれマーシャルのギタリストは良い顔をしないでしょう。
なぜならギタリストである以上、大音量、高音圧、あの震えるようなハイゲインを欲するのは当然の事だからです。それは
ジャズコでショボい歪みを作っている貴方も同じ気持ちだと思うのです。
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